最近私が勤めている会社で大量の退職者が出ているんです。
かなり異常の緊急事態。
負のスパイラルに入ってしまったかのように次々に退職者が止まりません。
この詳しい記事は前回書いたので詳しく知りたい方は、こちらを見てください。
でもここでも
はぁ~!?
って思ったことがあるので、状況と心境を綴りたいと思います。
大量の退職者がいる中で踏みとどまった理由
前回の記事を読んでいただけると分かると思うのですが、みんな雰囲気に流されて辞めると申し出た人が多いと感じました。
一瞬周りの空気に私も流されそうになりましたが、踏みとどまりました。
だってそんな簡単に辞めて
この後どうするの?
って思った時にどうにもならない。
生活も何もかもぐちゃぐちゃになるって思ったんです。
こうやって
- ブログをすることも
- 毎日晩酌することも
- 家族と笑い話をすることも
全て消えてしまうっていう絵が、頭の中に一瞬に浮かびました。
給料が下がるって言われたわけではないし、仕事の内容が少し変わるからって簡単に辞めるって判断はできない。
むしろ転職をしたら給料が上がることはこの歳でほぼないし、良くても同じぐらいのところがあれば万々歳。
ゼロからのスタートだし、きっと年下がみんな先輩になるし、どこの会社にも1人や2人嫌な人はいるし。
そう考えたらまだ慣れている今の会社にいた方が、リスクが全然少なく済むって思いませんか?
私はそう思ったんで、とりあえずこの先どういう職場環境になるか分からないけど見守りながらやってみようって。
実際にやってみてダメだったら「その時考えればいいや」って思いから踏みとどまることにしたんです。
その中に「大丈夫?」と心配になる後輩が・・
そんな私とは打って変わって、退職をすることになった中の1人の後輩が退職届を出してからずっと暗いんです。
毎日ため息ばかり。
どうしたのか声をかけたら「次の会社がなかなか見つからない」って悩んでいる様子。
そりゃそうだよ。
年齢的にもスキル的にも弱い立場。
自分にどれだけ自信があったんだ!
って冷たいようですが、心の中でそう思いました。
もちろん声には出さないで心の中で冷ややかな目線を送る自分がいましたが、
「世の中はそう甘くないからなぁ。上司に謝ってもう1回頑張らせてくれって頼み込んでみれば」
って言ったんです。
退職届を出した直後は何回も
「とりあえず頑張って続けた方がいいよ。俺が上司に頼んでみるから一緒に頑張ろうよ」
って何回か言っていたんですが、その度にその後輩は
「いや、もうこんな会社にはいられません」
って全く揺るぎない回答。
それが今では、素直に
「そうしたいんですけど大丈夫ですかね」
ってコロッと返答が変わりました。
仕方がない。
一緒に上司に頼み込んでみよう。
辞めたいのやめたいって。
辞めるのをやめたいという申し出
早速上司を呼び3人で面談。
後輩には事前に上司に
- もう一度頑張らせてほしい
- 退職届を出したのは私の恥ずかしい行動でした
- すみません
- だからまたお願いします
と、とにかく謝って
「もう1度この会社で頑張りたい強い気持ちを出していけ」
とアドバイスをしいざ話し合いへ。
後輩はまずは謝罪。
そして素直に今の気持ちを述べお願いしました。
会社側の決断は!
会社側の返答は・・
上司はこう話し始めました。
「〇〇(後輩の名前)は子供が3人もいるにも関わらず、自分で大きな決断をしたと受け止めた。
もちろん退職届を出してきた時にはショックですぐには受け入れられなかったが、〇〇が考え抜いて出した結論だから〇〇の人生だしと自分に言い聞かせた。
こちらも残った社員でこの先どうしよかと考え今行動している。
その中にもう〇〇の存在は入ってないんだ。
非常に申し訳ないが、その申し出は受け入れられない。すまん・・」
それを聞いて後輩はまた頭を下げて頼み込みましたが、上司は全く受け入れる様子がないんです。
私はたまらず
「ラストチャンス。一度だけチャンスを与えてくれませんか」
と頼み込みましたが、全く動じず。
ダメだこりゃ。
といかりや長介になった気分。
完全に覆すのは無理と判断。
でも私の心の中では
「え~~なにカッコつけてんの!
これだけ社員が辞めているのにそんなこと言える立場か!
1人でも会社に残ってくれるならありがたいじゃないか!」
って心の声が漏れそうなぐらい叫びましたが、経営者が無理と言ったら無理。
ちょいと私も複雑な心境になってしまいました。
法律的にはどうなの?
この話し合いの後、疑問に思ったのでちょっとググったんです。
退職届を出した後の撤回は、法律的にはどうなのかって。
こんな検索結果でした。
会社の同意がない限り労働者は辞職の申し出を撤回できず、使用者も基本的に撤回に応じる必要はありません。このルールは、民法上の規定に基づいています。一方の意思だけで契約を解消できるとき、意向がコロコロ変わると相手に不利益をもたらすおそれがあるため、一度行った意思表示は撤回できないのが基本です(民法540条)。
弁護士法人ALGホームページより
やっぱり無理なんですね。
ダメだこりゃ。
またもやいかりや長介です。
慎重に考えないとこういうことになる
まだ若いならしょうがないって言えそうですが、40代で子供が3人もいて家のローンもある状況で、これはさすがにまずいんじゃないかと思います。
まだ次が決まっていればいいですが、決まらないで周りの流れにノッテしまった。
やっぱり収入源がなくなるのが1番辛い。
ここまできたらもう何でもやる覚悟でいくしかないですよね。
最後に
人生は人それぞれなので何が正しくてどれがいいのかは千差万別。
でも1つ言えることは、判断する時には冷静になることが1番ってこと。
その時に感情的に判断したら後で必ず後悔します。
人生は判断の連続。
悩むことも多いかと思いますが、そんな時はこんな本を読むといいかもしれません。
人生とは何かが分かります。
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