ヴォーーっうっうっって、寝ている時に突然襲いかかる足がつる「こむら返り」。
あれってすごくキツくないですか?
寝ているから何がなんだか分からない状態で突然「うっ」て。
そしてどうしていいか分からない。
そんな「こむら返り」の原因と対処法を探っていきます。
こむら返りとは
まずは「こむら返り」とはどんな症状なのか見ていきます。
こむら返りの症状
こむら返りとは、ふくらはぎの筋肉が突然痙攣し強い痛みを伴う症状を指します。
通常数秒から数分間続き、自然に収まることが多いです。
筋肉の異常な収縮が原因で、日常生活や運動中に突然起こることがあります。
寝ている以外にも起こるんですね。
怖い怖い。
症状の特徴
こむら返りの主な症状は、ふくらはぎの筋肉が突然硬くなり激しい痛みが伴うことです。
痛みが続く間、筋肉が収縮し触ると固くなっているのが感じられます。
時には痛みが数日間残ることも。
僕も数日間まではないですが、夜中に起きた時はその日1日はふくらはぎの痛みが続くことが多いです。
辛いですよね。
こむら返りの原因
突然襲いかかる「こむら返り」。
原因は何なのでしょうか?
いくつかあるようです。
脱水と電解質バランスの乱れ
脱水状態やミネラル(特にカルシウム、マグネシウム、ナトリウム)のバランスが崩れると、筋肉の正常な機能が妨げられ、こむら返りを引き起こしやすくなります。
特に汗をかく運動や高温環境での作業後に注意が必要です。
筋肉疲労
長時間の運動や立ち仕事などで筋肉が過度に疲労すると、こむら返りが起こりやすくなります。
筋肉が過剰に使用されることで、正常な収縮と弛緩(しかん)のサイクルが乱れるためです。
血流不良
血流が悪くなると、筋肉への酸素供給が不足しこむら返りが発生しやすくなります。
冷えや圧迫による血行不良が原因となることがあります。
栄養不足(カルシウム・マグネシウムなど)
カルシウムやマグネシウムは筋肉の正常な収縮と弛緩に必要なミネラルです。
これらが不足すると、筋肉が異常に収縮しこむら返りを引き起こします。
体の冷え
冷えは血行不良を招き、筋肉が収縮しやすくなります。
特に寒い季節や冷房が強い環境では、こむら返りのリスクが高まります。
特定の薬物の影響
特定の薬物(利尿剤、スタチンなど)は、体内の電解質バランスに影響を与えこむら返りを引き起こすことがあります。
医師に相談して適切な対策を講じることが重要です。
病気(糖尿病、甲状腺疾患など)
糖尿病や甲状腺機能低下症などの病気は、代謝や血流に影響を与えこむら返りのリスクを高めます。
これらの病気が疑われる場合は、医師の診断を受けることが必要です。
こむら返りが起きやすい状況
一般的にこむら返りは寝ている夜中っていうイメージですが、その他の状況でもあるようです。
夜中や明け方
夜間や明け方にこむら返りが起こるのは、体がリラックスしている状態で血流が低下するためです。
特に冷えや脱水が関係しています。
運動中
激しい運動中や運動後にこむら返りが発生することがあります。
これは筋肉が過度に疲労し、電解質バランスが崩れるためです。
妊娠中
妊娠中はホルモンの変化や体重の増加により、こむら返りが起こりやすくなります。
特にミネラル不足が原因となることが多いです。
高齢者
高齢者は血流不良や筋肉の柔軟性低下により、こむら返りが起こりやすくなります。
また夜間に水分摂取を控える傾向があるため、脱水が関与することもあります。
こむら返りの対処法
極力こむら返りにはあいたくないですよね。
対処法はどんなものがあるのでしょうか。
こむら返りが起きた時の対処法
自分でできる対処法です。
ストレッチ
こむら返りが起きた際には、患部をゆっくりと伸ばすことが重要です。
例えばふくらはぎがつった場合、つま先をつかんでゆっくりと自分のほうに引き寄せ筋肉を伸ばしましょう。
ただし反動をつけたり、痛みをこらえて一気に伸ばそうとしたりしないこと。
急激に伸ばすとかえって痛みが増したり、肉離れを起こしたりすることもあるようなので注意したいですね。
温める方法
患部を温めることで血流を促し、筋肉の緊張を和らげます。
温かいタオルや湯たんぽを使って患部を温めると効果的です。
マッサージ
こむら返りが収まった後、優しくマッサージすることで筋肉の緊張をほぐし再発を防ぎます。
マッサージは下から上に向かって行うと良いようです。
医師による治療法
あまり頻繁に起きるようであれば、医師に相談しましょう。
内科や整形外科の受診が一般的のようです。
筋弛緩薬
こむら返りが頻繁に起こる場合、医師の指示のもとで筋弛緩薬が処方されることがあります。
これにより、筋肉の過剰な収縮を防ぎます。
漢方薬(芍薬甘草湯など)
漢方薬の芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)は、こむら返りの症状を和らげるのに効果があります。
特に夜間にこむら返りが起きやすい場合は、寝る前に服用することで予防できます。
こむら返りの予防法
極力こむら返りにならないようにするには、日頃の予防法を知っておくのもいいですよね。
こんなことに注意するといいようです。
日常的な水分補給
こまめに水分を摂取することで、脱水を防ぎこむら返りを予防します。
特に運動前後や就寝前に水分補給を心がけましょう。
バランスの取れた食事
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを含む食品を積極的に摂取することが大切です。
牛乳、豆類、海藻類などを日常的に食べると良いです。
適度な運動とストレッチ
定期的なストレッチや軽い運動を行うことで、筋肉の柔軟性を保ちこむら返りの予防に繋がります。
特にふくらはぎのストレッチは効果的です。
体を冷やさない工夫
体を冷やさないようにすることで、血行を良くしこむら返りを防ぎます。
冬場や冷房の効いた環境では、靴下を履くなどして足元を温めましょう。
こむら返りと関連する病気
こむら返りはこれまでご紹介した以外に、病気が潜んでいることもあるようです。
あまりにも頻繁に起きるようであれば医師に相談することも大事です。
糖尿病
糖尿病は血流や電解質バランスに影響を与え、こむら返りを引き起こしやすくなります。
適切な血糖管理が必要です。
甲状腺疾患
甲状腺機能低下症や副甲状腺機能低下症などの疾患は、代謝やカルシウムバランスに影響しこむら返りのリスクを高めます。
特に血中カルシウム濃度の低下が筋肉の収縮に関与するため、こむら返りが頻繁に発生することがあります。
脊髄疾患
脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの脊髄に関連する疾患も、こむら返りの原因となることがあります。
これらの疾患は、神経圧迫や血流障害を引き起こし、ふくらはぎの筋肉に異常な収縮をもたらします。
血管疾患
下肢静脈瘤や閉塞性動脈硬化症などの血管疾患は、血流を阻害しこむら返りを引き起こすリスクを高めます。
これらの疾患が疑われる場合は、専門医の診断と治療が必要です。
まとめ
こむら返りは、適切な対処と予防によって軽減することが可能です。
早期に原因を特定し、適切な対策を講じることで再発を防ぐことができます。
特に日常生活での習慣改善が効果的なようです。
ただしこれらに気をつけても改善がみられなかったり頻繁に起こるようであれば、病気が原因という可能性もあるので早めに病院で受診することも忘れずにいたいですよね。
特に寝ている時のこむら返りはかなりつらい!
これらの知識をとり入れて「こむら返り」とおさらばしましょう。
ふくらはぎのこむら返りに、こんな予防グッズもあるようです。
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