草なぎ剛、シェイクスピア作品「ヴェニスの商人」初主演初主役に大抜擢！概要まとめ

いやあ、ワクワクしますね！

元SMAPの草なぎ剛が、舞台『ヴェニスの商人』で主演を務めることが決定。2024年12月6日より東京・日本青年館ホール、12月26日より京都・京都劇場、2025年1月6日より愛知・御園座にて上演されると発表された。

※他キャストは8月29日(木)より、正午12時に1人ずつ公式HP・SNSにて発表予定。

ヴェニスの商人とは

演劇史の巨人、ウィリアム・シェイクスピア。

数々の名作を世に残しているが、中でも1596年から1598年にかけて執筆したこの作品は、深い人物描写と痛快な展開で圧倒的な人気を誇る最高傑作のひとつ。演出家は、第21回読売演劇大賞・最優秀演出家賞に輝き、現代演劇界で最も実力のある演出家の1人である森新太郎氏。歴史ある名作を森氏のセンスで現代の壮大な作品に生まれ変わらせる。

草なぎ剛の役どころ

シェイクスピア作品初挑戦となる草なぎ剛が、主演（シャイロック役)に抜擢された。確かな演技力と圧倒的な個性的魅力を併せ持つ草なぎが、稀代の悪役・シャイロックをどのように演じるのか。今回解禁されたビジュアルは、黒と赤のコントラストが目を惹く、憂いを帯びた顔の草なぎがシャイロックの怒りや悲しみを表現している。

シャイロック(主役)：草彅剛コメント

「今回、初めてシェイクスピアの作品に出演させていただきます。「シャイロック」は今まで舞台で演じたことのないような役なので、すごく緊張しています。でも、演出の森新太郎さんをはじめ、共演者も初めての方が多いので、気負わず、新鮮な気持ちで、この作品、この役に挑みたいと思っています。そして、僕自身も思いっきり、楽しみたいと思います！」

演出：森新太郎氏コメント

「シェイクスピアがこの作品を発表した当時、ロンドンの観客にとって美しき水の都ヴェニスはまさに憧れの地でした。ロマンティックな恋愛喜劇が繰り広げられるのに、これほどふさわしい場所はありませんでした。しかし、物語は実にメランコリックな台詞から始まります。「まったく、どうしてこう気が滅入るのかな…」。この息苦しさの正体は何なのか、美しき水の都にはどんな“腐臭”が漂っているのか、演出家としてまずはそこを掘り下げていけたらと思っています。今の時代に重なる『ヴェニスの商人』になれば良いのですが。この一大事業に、力のある俳優陣が揃いました。特に草彅さんがシャイロックを演じられるのは、私にとっても事件でしかありません。シェイクスピア劇の新たな地平へ一歩踏み込めるのではないかと、心臓がバンバン高鳴っております。」

「ヴェニスの商人」公演概要

まとめ

僕が草なぎ剛の作品に初めて触れたのは、テレビドラマ『僕の生きる道』だった。

『僕の生きる道』ストーリー

草なぎ剛演じる、当たり障りなく淡々と生きていた生物教師の中村秀雄が、ある日突然余命一年の宣告をうけ、今までの人生、これからの人生、生徒との関わり方、同じ職場のみどり先生(矢田亜希子)の関係など、過去の自分の生き方を生まれて初めて振り返る。命の残り時間が刻一刻と減っていくことに焦り、葛藤する。 果たして中村教師が最期に選んだ道は…。

という非常に重たい役どころだったが、余命宣告を受ける前と後の心境の変化、それに伴い徐々に移りゆく行く環境に、自らの余命を、怖がり、焦りながらも、【今やらなければならないこと】【やらないで死んでしまったら後悔すること】に果敢に立ち向かう姿は、涙なくしては観られない。

放送中も何度も泣いたが、放送後数年経ってからまた視聴した時も、やはり泣かされてしまった。

何が言いたいかというと、草なぎ剛の演技力は半端ない！のひと言に尽きるのである。

友人に「面白いドラマ教えて！」と聞かれたら、

毎回、このドラマを紹介するほど心に残る作品だ。紹介者も口を揃えて「泣いたー！面白かった！」と絶賛の嵐、草なぎ剛の底しれぬ演技力には度肝を抜かれた。

だから今回、主役に抜擢されたことも至極当然に思えた。逆に「アレッ⁉︎まだシェイクスピア作品演じてなかったんだ！」と意外にすら感じた。

画面越しですら、ここまで泣かされた草なぎ剛の舞台初主演、それもシェイクスピア作品ともなれば、そりゃあ興味津々にもなるってもんよ。生つよぽんの演技は未体験なので、チケットが取れたら足を運んでみたいと思える作品です。

出演作品