パリオリンピックも終わり、次に開催されるのがパラリンピック。
障害をもった選手達が競技を競いますが、オリンピックと比べるとパラリンピックのことをあまり知らない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、パラリンピックの魅力について迫ります。
パラリンピックってどんなスポーツ大会?
パラリンピックとは、具体的にどんな大会なのか早速みていきましょう。
パラリンピックとは?オリンピックとの違い
オリンピックへ出場する選手は健常者が中心です。
一方パラリンピックは、出場選手は特定の障害があります。
行われる競技の違いや、同じ競技でもルールが異なるものも。
また、メダルのデザインも違います。
パラリンピックの歴史と発展
パラリンピックの歴史は、イギリスの病院で「精髄損傷者のリハビリのためにスポーツを推奨」したことが始まりでした。
1948年に初めて開催され、1952年に国際的競技大会に発展。
1960年以降にオリンピックと同じ開催地で4年に1度行われるようになりました。
初めて行われたのは、1960年、開催地はイタリアのローマでした。
パラリンピックの競技種目一覧
パラリンピックの競技種目は下記の通りになります。
夏のパラリンピック競技
2024年パリで行われるパラリンピックの競技種目は22競技になります。
- アーチェリー
- 陸上競技
- バドミントン
- ボッチャ
- カヌー
- 自転車競技
- 馬術
- ブラインドフットボール
- ゴールボール
- 柔道
- パワーリフティング
- ローイング
- 射撃
- シッティングバレーボール
- 水泳
- 卓球
- テコンドー
- トライアスロン
- 車いすバスケットボール
- 車いすフェンシング
- 車いすラグビー
- 車いすテニス
冬のパラリンピック競技
冬季は6競技。
- アルペンスキー
- バイアスロン
- クロスカントリースキー
- アイスホッケー
- スノーボード
- 車いすカーリング
パラリンピックの分類
パラリンピックは、肢体不自由、脳性まひ、視覚障害、知的障害のある人が出場できます。
公平な競技ができるように、障害の程度を競技によって細かくクラス分けされます。
競技ごとのクラス分けの基準を詳しく知りたい方は、こちらのホームページに詳しく載っていますのでご参考にどうぞ→オリンピック公式ホームページ
パラリンピック選手の感動ストーリー
パラリンピックをより楽しむために、パラリンピックの魅力に迫っていきましょう。
パラリンピック選手の挑戦と努力
パラリンピックの選手は、病気や事故、生まれつきなど、様々な原因で障害を負っています。
我々健常者には計り知れない苦労や悲しみを多く経験している人たちです。
僕は健常者なので想像することしかできませんが、もし突然事故に遭い車椅子生活になってしまったらとか、病気などで目が見えなくなったら、と想像するだけで震えてしまいます。
生きる希望が絶たれるかもしれません。
そんな想像を遥かに絶する苦難を乗り越えて、パラリンピックを目指すアスリート達。
競技する選手たちを観て、その挑戦と努力する姿に心が打たれるのは間違いありません。
パラリンピック選手に学ぶこと
僕は、パラリンピックをテレビで初めて観たのは今から30年前ぐらい。
冬季の競技でテレビから流れた映像にショックを受けました。
スキー競技だったのですが、みんな片足で滑っているのです。
傾斜のあるコースを両足があるかのようにコーナーを攻める滑りを観て
「俺って何やってんだろう・・」
って思いました。
5体満足の自分と比較し、
「俺はこんなに恵まれた体を持っているのに、毎日なんの努力もしてなく、のほほんと過ごしている」
と感じたのです。
片足で滑る選手達をみて【限界なんてない!】とまで思わされました。
片足の選手たちが、あんな華麗にすごいスピードで滑っている姿をみてかなりの衝撃を受けたのです。
限界を自分で決めてはいけない!
と、テレビの映像からメッセージがビシバシと伝わってきました。
パラリンピックを観戦しよう!
選手たちの競技から、何かしら心を揺さぶられるようなものを受けるであろうパラリンピック。
その概要をまとめておきます。
次の大会はいつどこで?
今回行われるパラリンピックは、フランスのパリで開催。
開催期間は2024年8月28日~9月8日までの12日間。
開会式は日本時間で2024年8月29日の3時からの予定です。
時差のある日本では夜中ですね。
パラリンピックを観戦する方法
パラリンピックを観戦する方法は、以下のどれかになります。
会場観戦
パリ現地で観戦。
もうこの時期からはチケットは手に入りにくいと思われます。
会場で観るとより迫力がすごいんでしょうね。
テレビ中継
地上波だと、生放送でNHK総合、Eテレ、録画放送でNHK総合とJテレで観れます。
詳しい放送日時はこちらをご参照ください
→J:COM公式ホームページ
インターネット中継
YouTubeでライブ中継します。
IPC国際パラリンピック委員会のYouTubeチャンネル
パラリンピックをもっと楽しむために
パラリンピックをより楽しむために、以下のようなものをチェックしてみてはいかがでしょうか。
パラリンピックグッズ
パリ2024パラリンピックぬいぐるみマスコット15cm
→Olympic Shop公式ホームページ
パラリンピックを題材にした映画やドラマ
パラリンピックに関する映画やドラマを観るのも、より身近に感じられ楽しめるキッカケになります。
パラカヌー「水上のフライト」
主人公の遥はある日交通事故に遭い歩けなくなってしまう。
失望する日々の中、周囲の人に支えられパラカヌーと出会う。
母の愛情や恩師との約束の中で成長していく姿を描いたヒューマンドラマ。
Amazonプライムで観る
車いすラグビー「マーダーボール」
一時代を築いたアメリカ代表を軸にしたドキュメンタリー映画。
2005年アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にノミネート、日本では2006年に劇場公開。
「パラスポーツの映画といえばこれ!」と語られるほどの作品。
U-NEXTで観る
知的障がいバスケットボール「だれもが愛しいチャンピオン」
プロバスケットボールのコーチ「マルコ」は負けず嫌いで短気な性格。
クラブを解雇されたマルコは突然、知的障がいがある選手たちのチームのコーチをすることに。
選手たちの純粋な心や情熱などに触れていくうちにマルコは次第に変わっていく。
マルコと選手たちの絆を強めながらチームは全国大会出場に向けて進んでいく。
スペインのゴヤ賞で3部門を受賞した。
U-NEXTで観る
最後に
個人的な意見ですが、パラリンピックはオリンピックに比べて陰に隠れているような印象があります。
オリンピックが終わると大きな祭りが終わった感がすごくて、その後に始まるパラリンピックの注目が薄くなっているような気がします。
ここで思ったのが、【パラリンピックはオリンピックの後ではなく前にやると、また注目度が上がるのでは】ということ。
前夜祭的な感じでパラリンピックを観て、じわじわと熱くなってきてオリンピックが始まるという流れにすると、パラリンピックも今よりもっと注目されやすいのかなって個人的に思います。
来週からはパラリンピック開催。
オリンピックとはまた違う感動が必ずあるはず。
見逃せません。
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