電動クロスバイクは、坂道でも楽々走れる魅力的な乗り物ですが、実際に購入してみて

重すぎて扱いづらい



値段ほどの価値を感じない
と後悔する人も少なくありません。
ロードバイクが7~8kg程度なのに対し、電動クロスバイクはバッテリーやモーターを積むため
と重く、持ち運びや保管場所に苦労するからです。
車体価格は十数万円が一般的で、故障時の修理費も高額になる可能性があります。
実際にユーザーの体験談を調べると、重量や維持費の面で後悔しているケースが多いことが分かりました。
だからこそ、後悔したポイントを理解した上で自分に合ったモデルを選ぶことが大切です。
この記事では、
- ユーザーの声
- 注意点
- 対策
をわかりやすく解説しますので、納得のいく1台を見つけましょう。
電動クロスバイクで後悔する主な理由


電動クロスバイクには、ロードバイクや通常のクロスバイクにはない独特の魅力があります。
- 坂道でも楽に登れ
- 重い荷物や子どもを乗せても安定して走れる
反面、
- 想像以上の重さやアシスト機能の限界に驚く人が多く
- 購入後に後悔する声も
あります。
ここでは多くのユーザーが感じた後悔ポイントを整理し、原因と解決策を詳しく解説します。
思ったより重い…重量のインパクト
電動クロスバイクを初めて持ち上げたとき、多くの人はその重さに衝撃を受けます。
ロードバイクはカーボン製なら7~8kgが一般的で、クロスバイクでも10kgを切るモデルが増えています。
それに対し、
で、バッテリーやモーターが追加されるため一気に重量が増します。
重い車体は走行中の安定性を高める反面、取り回しの悪さという欠点も生みます。
ちょっとした方向転換や道を譲る時などに、車体が斜めになると重量を支えきれずバランスを崩しやすくなるのです。
特に子どもを乗せた電動自転車では転倒事故の原因にもなります。
重量のインパクトを理解したうえで選ぶことが重要
アシスト機能の限界と速度制限
電動クロスバイクの魅力は、アシストによる快適な走行ですがアシストには法律上の制限があります。
日本では、アシスト機能が時速24kmを超えると自動的にカットされるため、それ以上の速度になると自分の脚力のみで重い車体を漕ぐ必要があります。
スピード感を求めるロードバイク愛好者や、平坦路で巡航速度を上げたいユーザーが「思ったより進まない」と後悔するのはこのためです。
バッテリー切れでアシストがない時の苦労
アシスト機能が切れた状態でも、電動自転車は普通の自転車のように走れますが、平地だけの話であり坂道ではとてつもなくしんどくなります。
バッテリーが小さいと、充電切れの不安が常に付きまといますが、省エネモードなら100km以上走れるモデルもあります。
走行距離や充電頻度を考慮し、自宅や職場で充電できる環境を整えることが大切
立ち漕ぎできないという意外な落とし穴
電動クロスバイクでは立ち漕ぎが基本的にできません。
ペダルを強く踏み込むとコンピューターが「坂道」と判断し、アシストが全開になって空回りしてしまうためです。
この特性は、長い坂道で体重移動によって楽に登ることに慣れているロードバイク経験者ほど違和感を覚えやすいです。
立ち漕ぎができないストレスから「買って失敗した」と感じる人もいます。
シッティングでスムーズに回せるギアとケイデンスを意識することが必要
電動クロスバイクのコストと維持費


電動クロスバイクは、通常のクロスバイクより高価で、車体価格に加えて
- バッテリー
- 充電器
- 保険
- メンテナンス費用
が掛かります。
長期間使用するためには、初期費用だけでなく維持費全体を把握しておくことが重要です。
ここでは、
への対策などをまとめます。
本体価格とバッテリーコスト
代表的な電動クロスバイクであるブリヂストン「TB1e」は、
- 14.3Ahバッテリー
- 200kmの航続距離
- メーカー希望小売価格約17万4,000円程度
です。
ペルテックなど国内メーカーのモデルでは7~9万円台の手ごろな価格帯もあり、レンタルや中古を含めれば5万円前後で購入できる場合もあります。
バッテリーは高価で、容量が大きいほど価格も重量も増えます。
交換時期の目安は3~4年と言われており、交換用バッテリーの価格は数万円します。
購入時に予備バッテリーを付けると初期費用は上がりますが、長距離走行や充電忘れ対策としては安心です。


充電の手間と交換費用
電動クロスバイクのバッテリーは、家庭用コンセントで数時間かけて充電するのが一般的です。
バッテリーを取り外して自宅で充電する必要があるため、毎週末の充電が面倒に感じる人も多いです。
また、バッテリーの持ち運びには盗難防止の観点からも注意が必要で、重いバッテリーを毎回外して持ち帰る作業は想像以上に手間がかかります。
故障と修理代のリスク
電動アシスト機構やコントロールパネルは精密機器であり、故障すると修理費が高額になることがあります。
モーターや基板の修理費が3~4万円以上になる事例も報告されており、保証期間を過ぎた後の修理代に驚くユーザーもいます。
購入時には保証内容を確認し、信頼できる販売店で購入することが重要です。
盗難やバッテリー管理の手間
電動クロスバイクは高価なため盗難リスクが高く、特にバッテリーは換金性が高いことから狙われやすい部品です。
そのためバッテリーを外して持ち歩くか、専用の鍵で施錠するなどの対策が必須です。
また、屋外での長時間駐輪が多い人は、
- 耐候性カバー
- 防犯登録
- GPS追跡機能付きロック
を利用するなど、多重の盗難対策が必要になります。
選び方を間違えると後悔するポイント


自分の用途や体力に合わない電動クロスバイクを選ぶと、想像していた効果を得られず後悔してしまいます。
のチェックポイントをご紹介します。
目的に合ったタイプ選び
電動クロスバイクは、通勤通学や街乗りに万能なモデルですが、用途によっては
- ロードバイク型
- マウンテンバイク型
- ミニベロ型
などの方が適している場合もあります。
マウンテンバイク型はオフロードに強く、ロードバイク型は長距離走行に適しています。
一方、ミニベロや小径車は取り回しが良いので、街中での機動力を重視する人向けです。
目的に合ったジャンルを選ばずに購入すると、走行性能や快適性に不満を抱きやすいため、まずは自分の利用シーンを明確にしましょう。



個性的なタイプの電動自転車をお探しなら、MOVEシリーズもおすすめです。
バッテリー容量と航続距離
バッテリー容量は航続距離を左右しますが、容量が増えるほど価格と重量も増します。
通勤片道10km程度なら8~10Ahで十分ですが、往復で30kmを超えるような人や、休みの日に長距離ライドを楽しみたい人は14Ah以上の大容量バッテリーがおすすめです。
重いバッテリーを搭載したモデルでは、車体重量がさらに増えるため、取り回しや保管場所も考慮に入れて選びましょう。
装備と法規制の確認
クロスバイクタイプの電動アシスト自転車の中には、ライトやベル、泥除け、スタンドなどが標準装備されていないモデルがあります。
道路交通法では、ライトやベルの装着が義務付けられています。
泥除けやスタンドも通勤や普段使いでは必須になるため、別途購入すると費用がかさみます。
購入前に必要な装備が付属しているかを確認し、無い場合はオプション費用を予算に組み込むと安心です。
重量と安全基準(BAAマーク)
重量はバッテリーと同様に重要な選択基準で、20kg前後のモデルは軽量とされ扱いやすさに優れます。
一方、22kg以上のモデルは安定感があるものの、始動や押し歩きが重く感じられます。
日本自転車協会の安全基準を満たす「BAAマーク」付きの自転車は、フレーム強度やブレーキ性能が基準をクリアしており安心して使用できます。
選ぶ際は重量と安全性のバランスを考え、BAA認証を確認しましょう。
後悔しないための工夫と対策


高価な電動クロスバイクで後悔しないためには、購入前後にできる工夫があります。
ここではレンタルや中古の利用、試乗やカスタマイズなど実践的な対策を紹介します。
レンタルや中古車の活用
いきなり高額な新車を購入するのに抵抗がある場合は、レンタルや中古車を検討しましょう。
月額2,000円前後で借りられるサブスク型のレンタルサービスなら、
してくれます。
中古市場では、専門店が整備した電動クロスバイクが5~6万円程度で販売されており、新品よりも半額近い価格で購入できます。
です。
>>電動クロスバイクのレンタルを見てみる

おすすめモデル
国内メーカーの中でも、ペルテックは手頃な価格帯(7~8万円)で日本製モーターを採用し、家庭での修理サポートも充実していると評価されています。
>>ペルテックのホームページを見てみる

ブリヂストンの「TB1e」は14.3Ahバッテリーで最大200km走行が可能、ライトや泥除けなど標準装備が充実しており、価格は17万円台です。
体力や用途に応じて、価格・重量・装備のバランスが取れたモデルを選びましょう。
試乗と相談で自分に合う一台を
電動クロスバイクは、試乗してみないと乗り心地やアシストの強さがわかりません。
販売店では、複数のモデルに乗って比較できる試乗会を開催していることが多く、
- 体重や身長に合ったフレームサイズ
- サドル高さ
- ハンドルポジション
を確認できます。
専門スタッフに相談し、用途や通勤距離、走行ルートを伝えることで、最適なバッテリー容量やタイヤ選びなど具体的なアドバイスが得られます。
カスタムで快適さを向上させる方法
標準状態の電動クロスバイクでも十分走れますが、タイヤやブレーキを交換することで安全性と快適性を高められます。
例えばTB1eの標準タイヤは、耐パンク性が高い反面滑りやすいと感じるユーザーもおり、
して走れます。
また、前Vブレーキと後ろローラーブレーキの組み合わせは、制動力が物足りないという声があり、シューやケーブルを高性能タイプに交換することでブレーキの効きを向上できます。
アシストが物足りないと感じる場合は、サポートモードを調整しバッテリー容量とのバランスを見ながら自分好みのセッティングを探してみましょう。
電動クロスバイクの魅力とメリット


後悔のポイントばかりに目が行きがちですが、電動クロスバイクには大きな魅力もあります。
ここではアシストのメリットや環境・健康面での利点をご紹介します。
楽々走行と坂道・逆風への強さ
電動アシスト自転車は、坂道や漕ぎ出しで強力なサポートをしてくれるため、
長い上り坂では、ロードバイクよりも楽に登れる場面も多く、逆風時にもペダルの抵抗に応じてアシストが作動するため強風の中でも軽快に走れます。
このため、毎日の通勤通学で坂道や向かい風に悩んでいた人が電動クロスバイクに乗り換えると



もっと早く買えばよかった
と感動するケースもあります。
環境と健康への利点
電動クロスバイクは、自動車よりも環境負荷が少なく通勤や買い物に使うことでCO₂排出を減らせます。
電動アシスト機能があるので
です。
適度な運動量を維持できるため、運動不足解消や心肺機能の向上に役立ちます。
週末のサイクリングや家族とのお出掛けでも、いつもより遠くまで足を伸ばせる楽しさを実感できます。
通勤・子育て世代への恩恵
子育て世代にとって電動クロスバイクは強い味方です。
子どもをチャイルドシートに乗せても坂道がラクで、保育園やスーパーの行き帰りに汗をかかずに済みます。
電動アシスト自転車が納品された時の第一印象は「重い」でしたが、実際に乗ると非常に軽快に走れることが分かります。
です。
仕事や育児で忙しい毎日でも、移動ストレスを減らし時間を有効活用できます。
実際のユーザー体験談と評判


多くの体験談を調べると、電動クロスバイクに対する評価は「買って良かった点」と「失敗した点」に分かれます。
実際の口コミからよく挙げられる声をまとめました。
TB1eユーザーの声と改善点
ブリヂストンのTB1eは、クロスバイクらしいスポーティーなデザインに電動アシスト機能を搭載した人気モデルです。
ユーザーからは、



22~23kgと重いが、従来のママチャリ型電動自転車より軽い
という意見や



重量がある分、強風でも安定していて車体が煽られにくい
という声もあります。
一方で、
- 標準タイヤのグリップが弱く滑りやすい
- ブレーキの制動力が物足りない
- アシストの力が思ったより弱い
などの不満も挙がります。
これらの声を受けて、タイヤやブレーキのカスタムを行ったり、モード設定を調整したりするユーザーが多いようです。
カスタムで解決した問題点
タイヤをグリップ力の高いものに交換すると、雨天やマンホール上での滑りを抑えられます。
また、ブレーキはシューやケーブルを高性能タイプに換装することで制動力が向上し、坂道や急停車時の安心感が増します。
アシストについては、TB1eが前輪駆動でリカバリー充電機構を持つため、坂道でのパワー不足を感じやすいという意見があるものの、モードの切り替えやペダリングのコツを掴むことで改善するという声も多いです。
リアキャリアや前カゴを取り付ければ通勤や買い物での使い勝手も向上します。
電動クロスバイク全般の評判
電動クロスバイク全体としては、
- 坂道や向かい風でも楽に走れて通勤が快適になった
- 汗をかかないのでオフィスでも気楽に使える
といった高評価が多数あります。
一方で
- 思ったより重く持ち運びが大変
- アシストが切れた途端に辛くなる
- 長距離の高速巡航には不向き
といったネガティブな意見も根強いです。
特に、バッテリー切れによる坂道での大変さや、立ち漕ぎができない不自由さは、購入前に知っておきたいポイントです。
まとめ
電動クロスバイクは、坂道や逆風でも楽々走れる便利な乗り物です。
しかし、
- ロードバイクや通常のクロスバイクと比べて車体が重い
- アシストには24km/hで切れる制限があるため、期待と現実のギャップで後悔する人も
います。
この記事で紹介したように、
- レンタルや中古車を活用して費用を抑える方法
- 国産ブランドの信頼できるモデルを選ぶこと
- タイヤやブレーキのカスタムで快適性を高める方法
など、後悔を避けるための工夫はたくさんあります。
価格や重量、メンテナンスの手間を総合的に比較し、自分のライフスタイルに最適な1台を選びましょう。
電動クロスバイクの力を上手に利用すれば、移動時間が楽しいサイクリングタイムに変わり、新しい景色や出会いが広がるかもしれません。


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