本っていいですよね。
人それぞれその時の年齢や状況・立場の違いで、ピンッとくる本が違います。
『この言葉が心に響く』
『あの考え方が参考になる』
『こういう方法があるんだぁ〜』
などなど
本は色々教えてくれ確認も出来たり冒険したり悟ってくれたり教養を広げてくれたり…
ある程度時間が経ってから読み返したりすると、その時には分からなかった事が理解出来たり、こういう事だったんだぁ〜という新しい発見に出逢ったりします。
その繰り返しで知りたい事やりたい事など新たな好奇心が出てきてどんどん変化していく自分にも気づかされます。
インターネットだけでは出逢えない物が本には無限大にあるようにも思えます。
ここで書く書評は読んだ当初の私の意見・感想であり、後で読み返すとまた違った思いが出てくるかもしれませんが、自分なりのその時の書評を紹介したいと思います。
それでは
【今日のお気に入りの1冊📖】
池上氏はもう誰でも知っている方だと思います。TV番組で時事ニュースなどをとても分かりやすく解説し、教えてくれます。また、政治から経済、世界情勢・歴史等々、知識は幅広く「この方の頭の中はどうなっているんだろう!?」といつも感心してしまいます。
分かりやすい説明は言わば『伝える力』です。
頭の中で思っている事を人に伝える時に、何割ぐらいまで他人に伝わっているのか、と言うのは非常に気になるところです。
僕は妻と会話をしていて「何を説明したいのか分からない」とよく言われます。自分なりにも話しを噛み砕いて丁寧に話しているつもりなのですが、最終的には妻の言葉で説明し直されて「こういう事を言いたいんでしょ!」となってしまいます。
僕は時に妻の理解力も足りないんではないかと思ってしまう事もありますが、自分が妻に分かるように話さないと駄目だと常に思っています。
また会社でも他の人に説明する時や電話での会話でも、伝える力は必要なスキルでもあります。
そんな悩みを抱えていた僕は、TVで分かりやすい話をする池上氏を観て『この人みたいな分かりやすい説明が出来たらどんなに他人との会話が楽しくなるのだろう』と思ったのが、この本を読んだキッカケです。
伝えたい事をしっかり伝えるって簡単なようで難しいですよね。
そのノウハウが詰まった本。
まず最初の感想は池上氏らしく、とてもリズムの文章がよくスラスラとあっという間に読めたと言う事です。
また『伝える力』をつけるためにどうしたらいいのか具体的に書いてあり、例題を上げ分かりやすく解説をしていますので、説得力があり行動に移す事が明確に浮かんできます。
世の中には頭のいい人は多くいますが、分かりやすく説明出来る人イコール『伝える力』を持っている人はそう多くないのではないでしょうか。
そんな事を感じながら、何回も読みたくなる大事な本の1冊となりました。
僕と同じように『伝える力』をつけたい方には必須の本になること間違いなしです。
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