毎週面会に行くたびに弱って行く義母をみて、そう思わざる終えませんでした。
弱り方も何か変な弱り方で以前の記事にも書いた通り、施設に問題があるとしか思えなく、このままもし亡くなってしまったら一生後悔すると思い在宅介護をする決心をしたのです。
以前の記事→『こんな施設が本当にあった恐ろしい事実 その1』 『こんな施設が本当にあった恐ろしい事実 その2』 『こんな施設が本当にあった恐ろしい事実 その3 【実際にあった!こんな施設は要注意!!】』
多分その時の特別養護老人ホームには半年もいなかったと思います。僅か半年の間であまりにも酷い事がありすぎて今でも思い出すと悔しさがこみ上げてくるほどです。
そんな理由から義母との生活がスタートしました。その当時の義母はまだ気管切開をしてなかったので、もちろん会話もでき口から食事もとれていました。ただ要介護5のレベルで寝たきり状態ですので、それを支えるための介護は想像以上に大変でした。こんなに大変だったとは実際にやるまで気づかなかった事が主に以下の4点でした。
大変だったこと1:食事介助
まず第1に左半身麻痺状態でしたが右手は動きます。食事の時は介護ベットで上半身を起こした状態で当時はスプーンを使って自力で食べられましたが、しっかりみてないとこぼしたりしますので介助が必要な点です。見守るのですが毎日3食、3回介助するのは想像以上に大変でした。
大変だったこと2:体位交換
床ずれにも注意しないといけません。自力で寝返りが打てないため、3〜4時間おきに体位交換をしないと大変なことになってしまいます。ですので時間ごとに体勢をクッションを挟んで変えるわけです。専用の三角のクッションを背中とベットの間に挟み時間ごとに身体を右向き、仰向け、左向きと変えます。この体位交換を怠ると床ずれになります。床ずれとは一定の部分にずっと圧力がかかり、皮膚が酷いと腐ってきてしまうのです。今では自動マットが動く介護ベットがありますので、絶対に使用した方がいいです。ちなみに現在義母が使用しているのは楽匠Zというもので最新機種でとてもいいですよ。

こちらオムツ交換は最初慣れるまではかなり苦労しました。寝たきりの義母ですのでベッドの上で横にしてオムツのパッドと本体を新しいものと交換するのですが、当時は数十分かかったものです。やっとできたと思うとオムツの位置が左右どちらかにずれていたり、前後でうまく位置が合わなかったりと綺麗にできるまでには、かなりの時間を要しました。今でこそ慣れて、チョチョイのチョイとできるようになりましたが、当時は大便の時など汗だくで四苦八苦したものです。ベッドの上でシーツが濡れないようにお湯で綺麗にお尻を洗う作業は、かなりの重労働でした。
こちらもオムツ交換と同様にかなり苦労しました。特に上半身の着替えは両腕に服を通すのは難しかったです。麻痺したほうから通し、頭もう片方の腕と着せていくのですが、寝たきりの状態ですので想像以上に難しいのです。コツを掴むまではこちらも時間がある程度かかった作業でした。
これらを毎日やるわけです。
簡単に考えていました。
義母との同居を・・・。
しかしあんな人殺しの施設に預けるわけにはいきません。
この時に義母の在宅介護をやっていくことに腹をくくった時でもありました。
しかし今後起きていく色々な現実・事件が僕たち夫婦2人やりたいこと・人生を全て奪い、何もかもが二の次で介護中心になっていくとは、この時は思っていなかったのです・・・。
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