在宅介護 要介護5 の義母を介護して普段気づかない幸せを感じたこと

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これまでの記事である程度、要介護5の義母に関わる今までの介護ストーリーを紹介してきました。(興味のある方は是非見てください!)

まだまだここに来るまで壮絶な体験をいっぱいしてきました。また次の機会に書いていこうかと思っております。
現在の義母は四肢麻痺で気管切開をしていますので声が出ません。その為、口から飲食も出来ず腸瘻をしていて、そこから毎日の栄養を摂っています。
ハタから見れば植物人間のような想像をする方も多いと思いますが、しっかりと意識があり耳も聞こえてますし、反応もある。首から上は動けますので、このような状態でも元気に過ごしております。
確かに、たまに義母は毎日何を考えているのだろうと思う事もあります。
でもしっかりと生きているのです。
介護が必要とはいえ、1人の人間として毎日を生きているのです。
そんな義母と生活をし始めて早12年目!!
頑張ってます。
これも私の勝手な想像ですが、やはり施設や病院にいるのと自宅で近くにいつでも家族がいるのとでは、本人的にも安心感がまったく違うと思います。
ここが1番長生きをしてくれている理由かもしれません。
そんな要介護5の義母の現在の生活リズムは週4回の訪問看護と週1回の訪問入浴。
そして月に2回お医者さんも訪問してくれます。
そして今では毎日ヘルパーさんが夜勤で夜から朝まで入ってくれる環境になりました。
これは1番大きな嬉しいこと、幸せなことです。
気管切開をしている義母は痰の吸引が必要です。痰が上がったら吸引をしてあげないと、最悪窒息死してしまいます。その為ヘルパーさんが入る以前までは、私と妻が毎晩交代制で義母の横に寝て痰が上がれば吸引をする生活がかなり続きました。
平日も休みも関係なく毎晩。
さすがにこの期間は今考えても、かなりしんどい日々でした。毎日寝不足で頭の中が常に朦朧としていた記憶があります。
そんな苦しい期間を体験し、普段気づかない幸せに気づいたのです。
それは睡眠です。
いつもは当たり前のように夜が来れば寝て、朝が来たら起きる。
そんな当たり前のことが出来ない・・・
辛さ。
キツさ。
苦しさ。
そんな当たり前のことができるようになる幸せ。
夜勤に入ってくれるヘルパーさんに感謝です。
以前に比べ介護の負担はだいぶ減りましたが、これらの苦しい体験を通して普段ある当たり前の幸せに気づけたのは大きな幸せかもしれません。
普段から何気なく生活している一つ一つの行動が幸せの塊なのだとつくづく思えるようになりました。
きっと要介護5の義母が、自分の身体を通して幸せのありがたみを私達に教えてくれているのかもしれません。
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