『嚥下』『誤嚥』
なんと呼ぶか分かりますか?
難しいですよね。
意味は?
分からないですよね。
少なくても最初見たときは僕は全く分からなかったです。
介護で使われる専門用語。
漢字で書くのが難しい言葉も多いですよね。介護に携わる方、特に老老介護をしているご家族は理解しにくいと思います。
そこで今回は要介護5の義母を在宅介護で看て早14年目の僕が、普段よく使う言葉をピックアップしてみました。普段どんな時に使用しているのか我が家の実例を挙げてご紹介したいと思います。
この記事で理解を深めてくれて難しい専門用語に少しでも身近に感じてくれたら幸いです。
今回は
カニューレ
体内に挿入するパイプ状の用具。チューブともいう。気管に挿入する気管カニューレがよく使われる。
• カフ
空気が入る袋(バルーン)状の医療器具。人工呼吸器の気管切開チューブの先端についていて、誤嚥や空気漏れを防ぐ。
上記の写真は気管切開をしている人に喉から入れている医療器具です。
写真の十字の部分から上は体外で下は体内に入っています。痰が吹き出したら上の部分から吸引機を使いカテーテルを入れて吸い取ります。
気管切開をするキッカケは色々ありますが、一般的には高齢の方に多く嚥下機能(エンゲキノウ)が低下してきた時です。
嚥下機能とは食べ物や飲み物などを飲み込む力です。
高齢の方は食事をした時に咳き込みやすくなりますよね。
飲み込む力の嚥下機能が落ちてきた一つの表れなのですが、これを繰り返すと食べ物や飲み物が気管に間違って入り誤嚥性肺炎(ゴエンセイハイエン)になる恐れも出てきます。
口から飲食をするのが難しい状態になってくると、お腹から直接栄養を流し込む胃瘻(イロウ)という手術をし場合によっては気管切開を同時に考えることも出てきます。
我が家の場合
要介護5の義母は上の写真のカニューレが入っています。
そのため喀痰吸引は必須。吸引をしないと最悪窒息死か誤嚥性肺炎のリスクも。
気管切開をすると常に付き添っていなくてはならない状況になってしまいます。
またカニューレの先端上についているカフの調整も大事なポイントです。写真の右下あたりに写っている赤っぽい部分からシリンジを使ってカフの圧を調整します。
説明にも載っているように誤嚥を防ぐとても大事なポイントです。
義母の歯磨きをする際には、少しでも歯磨き時に出る唾液や水分の垂れ込みを防ぐために、その時だけカフの圧を上げたりします。
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