寅さん。
- 寅さんの人情の厚さ
- 寅さんの子供のような純粋さ
- 人のためなら損得関係なしに手助けをする
- 寅さんの面白キャラ
- 寅さんとさくらの絶妙な心境のやりとり
- 名優たちの演技
もっともっと他にも魅力がたくさんありますが、今思いつくところではこんなところでしょうか。
1.主題歌をサザンの桑田佳祐氏が熱唱
2.寅さんがいなくなってからの現在の物語
3.今までの名シーンの所々を織り交ぜた見事なマッチ
4.寅さんの魅力を改めて確認させられる内容
5.感動で泣けるシーンが多い
6.最後の最後はさらに感動で涙が止まらない
7.まとめ
1.主題歌をサザンの桑田佳祐氏が熱唱
誰もが口ずさんでしまう寅さんの主題歌『男はつらいよ』。
何とあの名曲を今回の新作映画ではサザンオールスターズの桑田佳祐氏が熱唱。
映画が始まり冒頭から本人が登場し歌いだすシーンが。
あの歌はかなり難しいと思いますが、実力派の桑田氏はさすが!と思えるような見事な歌いっぷりです。
賛否両論あると思いますが、僕はしっかりとカバーしながらも自分の個性も出せているのでこれはこれでありだと思います。
所々に少しだけ見える彼のロックっぽい歌い方も魅力だと思います。
2.寅さんがいなくなってからの現在の物語
ストーリーは現在の満男を中心に繰り広げられていきます。
映画に行く前にテレビで紹介されていたのを観てどんなストーリーなのか全く想像がつきませんでしたが、現在の役者たちの年齢ではどうなっているのかというリアルタイムな設定です。
主役の寅さんこと渥美清氏は亡くなっていて出演することはできません。主役がいない他の出演者で果たしてストーリーは成り立つのだろうかという疑問はありました。
がそんな心配はご無用でした。
さすがは名優たち。
実際に観に行っていただければ分かると思いますが、しっかりと寅さんがいなくても寅さんを感じられる映画になっています。
3.今までの名シーンの所々を織り交ぜた見事なマッチ
主役がいない映画でも他の名優たちがしっかりとした素晴らしい演技で寅さんを感じさせてくれています。
ストーリーの中で出てくるいろんな場面で
「こんな時なら寅さんは何て言ってくれるだろう?」
「あの時寅さんとこんなことがあったなぁ~」
などと振り返りながら過去の名シーンが出てきて、現在のストーリーと今までの名シーンの所々を織り交ぜた見事なマッチが素晴らしいです。
さすがは山田洋次監督、違和感が全くなく逆に出演者と同じ心境で今までの寅さんを一緒に思い出せます。
4.寅さんの魅力を改めて確認させられる内容
寅さんの魅力はかなりたくさんありますが、 それらを現在のストーリーから改めて確認させられる見事な内容になっています。
笑ったり、怒ったり、時には一緒に悲しんだり、一緒に楽しんだり。
寅さんがどんな場面でも寅さんらしい人間味あふれる魅力のシーンが所々に出てきて、今までの作品をもう一度一作目から観たくなるほどの内容になっています。
寅さんは本当最高ですよね。
5.感動で泣けるシーンが多い
寅さんファンなら最新作はかなり泣けるシーンが多いです。
前項でも述べたように寅さんの魅力を改めて確認するようなシーンが多く、出演者と一緒に過去を振り返られるようなストーリーにぐいぐい引き込まれるため懐かしさを感じる気持ちなります。
田舎の親を思い出すとか、亡くなった親を思い出すとか、そんな心境に似ているでしょうか。
とにかくうるっと涙が出てくるようなシーンが多い映画になっていてマジいいですよ。
6.最後の最後はさらに感動で涙が止まらない
映画の最後の最後は涙が止まらないでしょう。
寅さん一色になったあなたの心の中に最後の出演者の名前が出てくるエンドロールで寅さん本人の主題歌が流れるのです。
もちろんオープニングの桑田氏の歌も良かったですが、最後に寅さん本人の主題歌。
哀愁漂うような人情が入った本人の歌声。
寅さんファンなら本人の歌った主題歌の魅力ってすごい分かりますよね。
それが最後のどっぷりと寅さんに浸かった心の中に、更に歌声が入ると涙が止まりません。
ヤバいです。
7.まとめ
寅さんの最新作【男はつらいよお帰り寅さん】。
まだまだ書ききれないほどの魅力はたくさんありますが、とにかくいい映画だったというのは確かです。
主人公の寅さんはもうこの世にはいないですが、しっかりと寅さんを感じられるような内容になっており、どっぷりと寅さんを味わえる内容になっています。
ぜひこのお正月に観に行ってみてはいかがでしょうか。
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