普通の人からは当たり前のこと!?要介護5の義母を在宅介護している僕達夫婦が現在楽しみにしているベスト3 

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要介護5の在宅介護を始めて13年目。

現在は在宅介護の環境がかなり整ってきた。以前とは比べ物にならないぐらい、まともな生活を送れるようになった。

夜は寝れるしたまに外出はできるし、各介護スタッフには感謝感謝しかありません。

介護の世界は独特でやったものにしか分からない辛さや苦しさがある。心身ともに疲弊していき普段の生活をするのもままならなくなってくる。

現在の僕達はだいぶ普通の生活をできるようになり、少しずつ自分たちの時間も持てるようになった。

僕はこうやってブログを書くことができるようになったし、週末にはランニングもできるようになった。

ただ在宅介護をしていると看ている家族の状態によっても違いがあるが、どうしても全く時間が自由というわけにはいかない。

365日24時間ヘルパーが義母を看てくれるわけではないので、こうしてブログやランニングをしている時には妻が義母の横で看ていたりその逆もあったりする。

そんな僕達夫婦の在宅介護との共存の環境でも楽しみは大分増えてきた。

在宅介護13年目の僕達が今楽しみにしているものは、客観的にみて普通の人から見たらそんなこと!?と思えるかもしれないベスト3をあげてみたいと思う。

要介護5の義母を在宅介護している僕達夫婦が現在楽しみにしているベスト3

在宅介護をしていると自由に使える時間は限られてくる。そんな中でも現在の僕達夫婦が楽しみにしてるベスト3は・・・

第3位 旅行


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普通の人でも楽しみにしているとは思うが、要介護5の義母を在宅介護している僕達夫婦にとって泊まりに行くことはかなりハードルが高い。

理由は僕達がいない時に義母を看る各介護スタッフ達のスケジュール調整が大変だからだ。

1泊2日の旅行にいくとなると、まず丸2日間義母を看る介護ヘルパーが必要になる。もちろん数人でリレー方式で繋いでいくわけだがまずここは必須条件。

それプラス僕の義母は自力でガス(おなら)を出すことが出来ないので、毎朝と夕にお尻から指を入れてガスを出すことをしなければならない。これは医療行為なので介護ヘルパーはやることが出来ない。そのために看護師にやってもらうわけだが、この調整も難しいのである。

1泊2日の旅行なら1日目の朝と夜、2日目の朝と夜と4回来てもらいガスを抜いてもらうのだが、この看護師と介護ヘルパーが全て入れるようにするのは至難の業なのである。

これらのスケジュールが全て揃って旅行に行ける。だから僕達夫婦にとっての旅行は1泊2日が限界だがそれでもとても特別な事であり、思い入れもかなり強い。

旅行にいけた時には介護から解放される唯一の時間。心身ともに解放されてリラックス度や楽しみ度もかなり上がる。

多分普通の人よりも何倍も楽しんでいるかもしれない。

第2位 外出


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先ほども述べたが、義母を離れるためには介護ヘルパーを入れるのが必須条件。

現在の我が家は夜勤のヘルパーは毎日入ってくれているので夜はゆっくりと寝れているが、日勤が週に2日しか入らない。現実の介護ヘルパー不足問題で見つからない状況である。

そのため現在休みの土曜日に1日入ってくれている日が夫婦共通の自由時間。それも月2回の16時からの限定。

もちろん外出しないで家でゆっくりしてもいいのだが、いつでも自由に外出できないのでこの月2回はどうしても外に出て行きたくなるのである。

夕方からなので近場に買い物に行って夕食をとるのが最近の定番になっている。どこか遊びに行ってもいいのだが普段から介護をやっているとそこまでの気力と体力はない。

やはり近場でとなってしまうのである。それでも住んでいる船橋には居酒屋が数多くあるので新しい店を発掘するのが現在の二人の楽しみ。

美味しい料理と酒を飲みながら話す夫婦の時間は貴重であり格別である。

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第1位 夜21時に寝ること


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平日に夜勤で入ってくれる介護ヘルパーは23時からなので普段僕達が寝る時間はそれ以降なのだが、月2~3回の土曜日は21時から入ってくれている。

残りの土曜日は第2位で書いたように16時から入ってくれているので外出に当てているが、残りの21時から入ってくれる日は早めに寝れる日なのである。

21時からといっても義母の状況やその日にやってほしいことを介護ヘルパーに伝える引継ぎ時間があるので正確には21時15~20分ぐらいになってしまうが、その時間から寝れるというのは最高の幸せだ。

布団に入る時間が21時30分。

「たっぷり寝れる~。」、「まだ21時30分だ~。贅沢~。」

と感じられる瞬間を味わえるのがたまらない。早めに寝れることがこんなに幸せだったとは。

最後に


在宅介護をやっていると普通の人が当たり前にやっていること、出来る事でも簡単に出来ないことが多々ある。

大変だが僕達夫婦が選んだ在宅介護。

それでも在宅介護の環境がここまで整ってきたのでかなりありがたく感じている。

正直もう少し介護ヘルパーに入ってほしいのだが、なかなか人が見つからないのが現状である。

そんな中でも楽しみや喜びがこれら上記のことである。

旅行や外出は贅沢では?と思われる方もいよう。多分僕達もいつでも行ける状況ならここまで遊びに行かないと思う。

人間はいつでもできる、行けるという環境だとあまりそうしないものなのではないだろうか。

逆に自由にできない、行けないという環境だと特に執着心というか余計にやりたくなってしまうのも人間。

第1位の21時に寝ることもそんな気持ちからきている僕達が現在楽しみにしていることに繋がっていると思う。

でも逆に在宅介護をしていなければ、これらの出来る喜びがあまりここまで感じられなかったのかと思うと、介護から大事な事を教わっているような気もする。

人間何事も学びが大事なのかぁな~。

逆にこんな僕達夫婦は幸せなのかもしれない。

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