【要介護5の在宅介護】訪問看護師さんから言われたビックリで嬉しかったこと

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要介護5の義母を在宅介護し始めて13年目。
すっかり在宅介護生活が当たり前になり、各介護スタッフさんが我が家に出入りする数が多くなった事にも慣れてきた。
各介護スタッフさんとは仲良くやらせてもらっているが、最初の頃は自分の家に他人が入るだけでストレスを感じていた。
それはそうだ。
他人が自分の家に入るというだけで気を遣うし、部屋はある程度きれいにしておかないと恥ずかしいし、介護の手助けで入ってくれるとはいえ、これはこれで心身ともに疲れるものであった。
しかし人間はどういう環境でも慣れるもので、今ではすっかり当たり前の事になり、気を遣う事もほとんどなくなった。
というか逆に助かっている。
感謝感謝の日々。
現在の我が家の介護環境

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現在の我が家に入っている介護スタッフさんは、主にこんな感じである。
⚫︎毎日夜の23時から翌朝の8時半まで介護ヘルパー
⚫︎毎日7時から7時半と夕方の16時半から17時にオムツ交換・着替えの介助等のヘルパー
⚫︎月・火・木・金の午後の1時間ほど訪問看護
⚫︎毎週水曜日に訪問入浴
⚫︎隔週金曜日に訪問歯科のスタッフ
⚫︎隔週木曜日に訪問診療。
⚫︎金・土曜日(隔週)と日勤のヘルパー
こんな状況なのでひっきりなしに我が家に他人の出入りが激しい状況だ。
今では慣れたが、最初との心境の違いはやはり僕達夫婦2人では在宅介護をやるにあたり、限界を感じたという事だろう。
介護スタッフを入れなかった時の状況

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以前はそんなに各介護スタッフは入れてなく、2人だけでがんばって義母を看ていた。

しかし夜寝る時も喀痰吸引が必要な義母には、常に寄り添って痰が上がってきたら、吸引をしなければならない状態だった。
僕と妻で義母のとなりに布団を敷き、夜中でも痰が上がってきたらいつでも起きて吸引できる体制を取っていた。
ということは夜中の喀痰吸引は全くないという事はほとんどないので、爆睡は出来ない状況。
毎日睡眠不足である。
何時間も熟睡できたということはほとんどなかった。
  
毎日睡眠不足の状態のまま、僕は仕事、妻は昼間の介護と今考えても毎日訳がわからない状態で過ごしていた。
お互い気が立っているので、ちょっとした事でよく喧嘩もしていた。
そんな状況が2年ほど続いたのだろうか。
さすがに人の助けを借りないと我々も共倒れしてしまうと思うところまできたのだろう。
徐々に介護サービスを入れ始め、今の環境になったのである。

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看護師さんから言われたビックリで嬉しかったこと

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現在の環境はかなり充実していて、在宅介護と僕達の生活とのバランスのとれた両立生活が送れていると思っている。
細かいことを言えば土日の休みの日の日勤がもう少し増えればどこかに出かけられるが、それは贅沢というもの。
夜しっかり寝れる環境だけでどれだけ幸せなことかと思いたい。

今、我が家に出入りしている介護スタッフさんの中で先日こんなびっくりで嬉しい会話があった。
妻から聞いた話だが、訪問看護の看護師さんが妻にこんな話をしてきたそうだ。
看護師「失礼ですけどお母様は倒れてどのぐらい経つんですか?」
妻「60歳に脳出血で倒れ今年で20年目になります。」
看護師「すごく頑張られているのですね。すごいです。倒れて寝たきりになってから大体10年ぐらいでっていうのが平均ですが、その倍も。凄いことです。」
そうなんです。
義母は倒れて寝たきり生活が今年で20年目なのだ。
僕もすごいと思っている。
どんな状態になろうとも頑張っている義母。
寝たきりになって大体10年ぐらいって話にもビックリしたけど、よく考えるとそんなものなのかなぁと思ったりもする。
やっぱり寝たきりになると気持ち的にも弱くなってしまうし、しっかり栄養もとれないし、弱っていくことばかりである。
義母も過去には危篤になった事が1度だけあった。医療事故なのだが、それでもしっかりと復活を遂げている。
気持ち的に強い人間なんだ。
そんなところからも学ぶ面が多い。
ここまで来れたのも義母の強い精神力の他に、妻の一生懸命な介護も手助けしたと思う。
そして何よりも各介護スタッフさん達の手助けがかなり大きい。
上記の毎日入ってくれているスタッフさん達のケアのおかげでここまで元気にこれたのが1番の理由だろう。
ありがとう。
各スタッフさん。
そしてこれからもよろしくお願いします。
介護はいろいろあるけども、これからも1日でも長く在宅介護を続けていきたいと心から思った。
ここまできたらギネスにのるまでチャレンジ!
そんな事を思った出来事だった。

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