【老人ホームで孤独死】 許せない介護の世界の現実

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先日こんなニュースを目にしました。 

【老人ホームで90代男性が孤独死 施設側2週間気付かず 兵庫・明石神戸新聞NEXT】
24時間スタッフが常駐する兵庫県明石市の介護付き有料老人ホームで、入居者の90代男性が居室で「孤独死」していたことが30日、関係者への取材で分かった。男性は遺体で見つかる約2週間前に死亡していたとみられる。今月上旬に面会した家族に体調不良を訴えたため、家族がスタッフに見守りを求めていたが、施設側は部屋を訪れるなどの安否確認をしていなかった。高齢者施設での「孤独死」という異例の事態に、指導権限のある明石市は施設の対応に問題がなかったか調査を始めた。→詳しい記事を読む

1番最初にこの記事を読んだ時に思ったのが『でた。でた。介護施設でのずさんさ。』。
冷たい感想のようですが、13年義母の介護に携わってきた僕は単純にそう思ったのです。
僕の義母は今でも健在ですが、以前に数件の介護施設で7年ほど過ごした経緯があります。その時には酷い事や辛い事をたくさん経験してきました。
最終的にはここの施設にいたら義母が殺されると思い在宅介護に踏み切り現在に至ります。
今朝のこのニュースはよく記事を読むと90代の入所者の方は自立していたようで施設のサービス自体は受けないで自力で炊事などをしていたようです。
それにしても施設の対応に納得いかないところがいくつかあります。ひっかかるポイントをあげながら、今まで介護を経験してきた僕の目線からの意見を述べたいと思います。
施設の対応に疑問が残る箇所


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1.老人ホームで孤独死から2週間気づかない

2週間気づかないってどうなんですか?

老人ホームですよね。一応施設ですよね。ここの老人ホームがどういう環境でどういう契約なのか分かりませんが、2週間気づかないって全く理解できません。

この施設に入るメリットって何があるのでしょうか?
入所者が何かあった時に呼べば、医者や看護師又は職員がすぐにかけつけるのがメリットなのでしょうか。
もしそうだとしたら入所者本人が何かあって今回のような自分で呼べない状況の時はどうするのでしょう!?
この老人ホームのメリットが全く読めません。

2.家族がスタッフに見守りをお願いしたのに対応していない!?

記事によると5月の上旬に家族が面会に行った際に、おじいちゃんが体調がすぐれないと言っていたそうです。家族からは心配なので職員に見守りをお願いしたそう。
ここまでして死から2週間も気づかないって、少なくても2週間は見守りにいってないって事ですよね。
高いお金だけとって完全なぼったくり施設といっても過言ではありません。
まとめ


現在、在宅介護で看ている僕の義母も以前には老人ホームではないですが、老健・特養に7年ほどお世話になった時期があります。
その時にもこのニュースのようなずさんな施設がいくつもありました。
義母は要介護5で完全な寝たきり状態ですが、当時は右手だけは自力で動かせました。
ある日面会に行くと食事の時間帯で、食事介助が必要な義母は1人で一生懸命にスプーンでご飯をすくい口まで運んでいました。
しかし右手を上手には動かせないので口に運ぶまでにスプーンの上の食べ物の半分以上は、義母にかけてある前掛けの上に溢れていて口に入れられる食べ物はわずかな量でした。
それでも一生懸命に食べようとしている義母を見てとても悲しくなりました。
「ここの施設はいつも食事介助をしていないんだ。」

「いつも義母は食事の半分の量も食べられていないんだぁ」

と、とてもやりきれない気持ちになった事を今でも思い出します。
他にもたくさん施設にはずさんな態度をとられてきました。冒頭でも言ったようにこれらのことが積み重なり、この施設では義母が殺されてしまうと思い現在の在宅介護に踏み切ったのです。
世の中には家で看たくても環境やら事情により、そうできないご家族はたくさんいると思います。
そんなご家族をサポートするのが介護に携わる人たち。
もちろん世の中にはとても素晴らしい介護スタッフはいますし、頭が下がるぐらい優しい方もいます。
しかし現実はそういう人や施設ばかりではないことは確かです。
ご家族が信頼してあずけられる施設や介護ヘルパーさんが、今後少しでも増えていくことを願うばかりです。
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