先日の朝刊にこんな記事が載っていました。

介護施設での虐待。
最近はとんでもないニュースが次々と起こり心が痛みます。
今回のこの記事も介護施設での虐待が5年で3倍に増えたとの記事。介護業界での人手不足が原因で、施設の職員はストレスが溜まりその腹いせで入所者に虐待をしているという内容。
おい!ちょっと待て!!
ストレスが溜まったから弱いものに虐待!?
これって普通に考えておかしくないですか?
確かに介護の仕事はとても大変です。僕も現在要介護5の義母を在宅介護していますが、介護の辛さは独特のものがあります。
でもストレスが溜まったからと義母にあたると考えたことは一度もありません。
だって高齢者は弱いんですよ。確かにアルツハイマーの人などは暴言をはいたり暴力をふるうかもしれません。でも病気です。
そのことを分かってその仕事に就いたんではないですか?
介護以外の仕事でも人手不足と言われる業界もたくさんあり、ストレスを抱えている人がたくさんいると思います。
僕が勤めている会社も人手不足で1人にかかる仕事量はかなり多いです。もちろんストレスもかかりますが、だからと言って会社のモノや人にあたったりなんてしようとは1度も思った事がありません。
ほとんどの人がそうなのではないでしょうか。
ストレス発散の矛先が弱い高齢者だなんて人間として屑ですよね。
まして介護というのはどういう仕事なのか分かってやっているわけですから、しっかりと接してもらいたいです。
介護施設での虐待が5年で3倍というのはまだまだ氷山の一角だと思います。
僕が現在在宅介護をしている要介護5の義母は13年前は7年間老健と特養で過ごしました。
そこではいろいろ嫌な目にあったのは事実です。
- 床ずれをつくられた(今でも痕がのこっています)
- 脚の骨を折られた
- 暴言をはかれた(証拠あり)
- 食事をしっかり摂らせない
等々、細かい事を含めたらまだまだあります。
今となってこういった問題は明るみに出ていますが、13年前には知人も含め虐待は日常茶飯事のごとくあったのです。
最終的には施設にそのまま預けていると、義母が殺されると思い在宅介護に踏み切ったのです。
親御さんを介護施設に預けているご家族はいろいろな事情や環境により、施設に頼らないといけない方はたくさんいると思います。
こういうニュースを見るたびに心が痛むと思います。
もちろん良い施設はありますし、優しく責任感をもって介護に携わる職員も沢山います。
その当時の僕達は主に下記のような対応で少しでも虐待から逃れる努力をしていました。
気休め程度にしかなりませんが、少しでも同じ境遇の方の参考になればと思いご紹介致します。
優しい職員さんや信頼を持てそうな職員さんはどこの施設にも1人ぐらいはいるはず。
できれば面会に行った時にそういった職員さんと会話をしてご家族の1週間の様子を聞いたり他に施設内の情報を入れたりできます。
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