要介護5の義母。
60歳で倒れ今年で20年目を迎えます。
現在は我が家で在宅介護をしていますが、状態は変われど元気に過ごしています。
今日2019年5月12日は母の日。
毎年何を贈るか悩みますが今年も花を贈りました。
何を悩むかといいますと、義母は気管切開・腸瘻・四肢麻痺状態だからです。
分かりやすく言いますと、
気管切開⇒首にカニューレという医療器具が入っている
腸瘻⇒お腹から腸へ医療器具が入っている
四肢麻痺⇒手足が全く動かせない
という事は
声が出せず、口から飲食も出来ず、自分で動かせるのは首から上だけの完全寝たきり状態。
意識はあり会話は出来ませんが、目の動きや顔の表情、たまに口をパクパクさせながら何かを話したりしますので、そんな動きをみて意思疎通でコミュニケーションをとっています。
そんな状態の義母ですからプレゼントを贈る時はいつも悩むのです。
今年も何を贈るか考えた時に、義母に身に着けるものといってもどこかに出かけられるわけではなく、服といっても介護の事を考えると着脱しやすい介護・解除に適したものでないとお互いに難しい。
ブランケットや毛布などは新しいものがある。
リボンやカチューシャも大量にある。
食べ物は無理。
好きな美空ひばりのCDはあるし、いつも聴いているラジオもある。
と、毎回迷ってしまいます。
少しで長く持っていられて義母の近くに置いておける物がいいという気持ちがあるので、今年の義母の日はかわいいドライフラワーを贈りました。
ドライフラワーなら長持ちするし義母の部屋に置いておけます。
という事でこのようなものを贈りました。
これならオブジェにもなるしいいのかなぁ。
こんな感じで毎年義母への贈り物に迷ってしまう僕達。
勝手な解釈ですが、義母への1番のプレゼントは僕達夫婦が仲良く生活している姿を普段近くで感じることだと思っています。
数年前に義母はまだ気管切開ではなく話せていた時に、よくこんな事がありました。
僕達夫婦がちょっとしたことで口喧嘩をしているとベッドにいる義母が
「仲良く、仲良く、2人仲良くしないとダメよ。」
と言っていました。四肢麻痺の義母は首から上しか動かせない状態でも、僕達夫婦2人の仲をいつでも気遣っていたのです。
それでも当時は喧嘩をやめませんでしたが(苦笑)。
そんな過去をふと思い出しました。
どんな状態でも力強く生きている義母。
色々教えてくれます。
今日は母の日。
お義母さん いつもありがとう!
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