前回に引き続き今回もさらなる辛い経験を通して、分かった介護の現実を述べたいと思います。
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3.安心して任せられる施設が全くない
世の中には良い施設もあると思いますが僕達の経験上、良いと思える施設が全くと言っていいほどありませんでした。
老健・特養で7年間いろんな場所でお世話になりましたが、大きな床ずれをお尻につくられたり、足の骨を折られたり、意識がない状態のまま帰されたり(デイサービス)、半年に2〜3回のノロウィルスが流行り面会できなかったりと、数え切れないほどの辛い出来事ばかりでした。
4.どこの施設にも虐待する職員が必ずいる
これも難しいところですが、どこの施設にもいます。
何度か施設に通っているうちに職員さんの人間性が見えてきますが、そう言う人もだんだん分かってきます。
経験上、要注意人物は早めにチェックして今日の夜勤は誰が入るなどの注意をしてきました。
そういう時は信頼のおける職員さんもしくは優しい職員さんに、声かけをしてお願いするしかありません。
夜勤の時には職員さんが少人数になるので、要注意人物の時には不安で仕方がありませんでした。
5.要介護5の家族には在宅介護でしか守れない
上記に述べた経験を通し悲しい結果ですが、義母のような要介護5の人には在宅介護でしか命を守れないという結論になり、在宅介護の道を選んだのです。
まとめ
在宅介護で13年目を迎えた僕達。
これまでの経験を通して残念ながら介護の世界にはうんざりしてきました。
現在は義母も元気に過ごしておりますし、ここ3年くらいは入院騒ぎも全くありません。
義母の健康状態はとても安定していて、僕達もある程度2人の時間を持てるようにまでなりました。
今在宅介護に入ってくれている各介護のスタッフの皆さんは、みんな素晴らしい人達ばかりで義母をとてもよく看てくれています。
ヘルパーさんも僕達が信頼をおける人にしか頼んでいないのでとても安心です。
気に入った信頼のおけるヘルパーさんがマンツーマンで義母を看てくれますので、自宅ですが義母にとっても僕達にとっても最高の施設のようなものです。
世の中には在宅介護をしたくても環境や状況によりできない人もたくさんいると思います。
施設にも不安を感じて預けている方もいらっしゃると思います。
心が痛むと思いますが、諦めなければ必ず何か自分に合う良い方法が見つかると思います。
僕達も闇のトンネルは長かったですが、今は心身ともにだいぶ余裕ができてきました。
より多くの介護の世界の現実を知ってもらい、どういう対策をしてきたのかこのブログで発信しようと思っています。
少しでも何かのお役に立てれば僕達の経験も無駄にはなってないと思いますので、ご参考なれば幸いです。
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