実話・こんなヘルパーは気をつけろ!今までみてきた【おかしな介護ヘルパーたち】〜家族のせいにする介護ヘルパー・下巻〜

当ページのリンクには広告が含まれています。
前回からの続き
事件は起きたのです。
義母は気管切開をしていて腸瘻(ちょうろう)を開けています。
ですから栄養(食事)は腸瘻から取ります。
栄養剤を入れるイルリガートルという入れ物(点滴の入れ物に似た形)があります。
そのイルリガートルから、どのくらいのスピードで落とすか調整できるポンプを繋いで、腸瘻へ流し込むという方法です。
栄養剤と水分を合わせて4時間くらいかけて落とします。
理由は逆流性誤嚥を防ぐためです。
そのポンプはイルリガートルの中の栄養剤が無くなると、「ピピピッピピピッ」と音が鳴り教えてくれます。
毎朝の義母の介護スケジュールは、オムツ替えと着替えをし歯磨きをしてから、栄養と水分を流します。
午後には体交での痰だしや摘便(てきべん)などのスケジュール上、時間はずらせません。
そこはしっかりと、ヘルパー全員にも伝えてあります。
そして夜勤で入っているヘルパーは、これらのスケジュールをこなし栄養剤Aを入れ夜勤の仕事は終了です。
栄養剤を2種類を入れるのですが、栄養剤Aが終わった後に栄養剤Bを入れます。
夜勤のヘルパーさんが帰った後は、昼間ずっと妻がつきっきりで介護をします。
栄養剤Aが終わるとポンプの終了アラームが「ピピピッピピピッ」と教えてくれます。
この事件のあった日はそのアラームの鳴る音が、いつもより遅い時間だったのです。
それもかなり遅い時間です。
結局この日は午後のスケジュール上、栄養を減らして終了時間を合わせました。
この日の栄養のスタート時間が遅れたのではと、このヘルパーに問いただしましたが、
「絶対に遅れてない!!」

080711

の1点ばり。
結局、事業所の責任者とこのヘルパーと妻との3人で話し合いの場を設けました。
この時の会話は以下の通りです。
妻:「遅れたら遅れたで、朝の引き継ぎの時に教えてくれればすぐに調整できたのだから、そういう時は今度教えて下さいね」
ヘルパー:「私は絶対に遅れてません。時間通りに開始しました。」
妻:「現に栄養剤Aが終わった時間がかなり遅かったのは事実なんだから、それしか考えられないでしょ!」
ヘルパー:「娘さんが寝てて気づかなかったんじゃないですか?💢  私は絶対に間違えていません💢」
「アラーム音があんなに大きいのに気づかないわけないでしょ!」
アラーム音はポンプの操作をしない限り鳴り止むことはありません。
仮に妻が寝ていたとしても、この日の遅れの時間は約1時間だったのです。
あのアラーム音が鳴りっぱなしで寝る事など出来ないと思います。
こんな会話のやり取りがあり、しまいには逆ギレで妻のせいにしてくるヘルパー
事実はどうだったか分かりませんが、絶対に自分の意見を曲げないヘルパーには、この先他に何かあったらと考えると不安になり断らざるおえない状況でした。
絶対という言葉は使ってはいけないと思います。

まとめ

このヘルパーは手技も上手で、うち専用のまとめノートを作成して一生懸命やってくれていました。

とても感心していたのですが、よほど自分に自信があったのか、絶対に間違ってていないと言い張る姿に幻滅しました。
しまいには妻のせいにしてきたのも1番の腹立たしい事です。
自信があるのは結構な事ですが、間違わない人間はいません。
そこを僕らは怒ることはしません。
素直な人がいいのです。
嘘をつかず、正直で真っ直ぐな人。
そんな人なら初心者でも大歓迎です。
現に今うちに入っているヘルパーさんで初心者からの人は沢山います。
あまりにも引かない姿に先々不安になり、お断りしたのです。
自信過剰な人も考えものですよね。
介護でお悩みの方は、介護コミュニティなどで相談をする事もいいと思います。
ご参考にどうぞ→みんなの介護



よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次