要介護5の義母を在宅介護して早12年。
ここに来るまでにはかなり波乱なことばかりでしたが、最近はやっと介護環境が整い始めました。
夜の寝る時間もしっかり確保できるようになりましたし、自分達の楽しむ時間も少しずつですが、とれるようになりました。
そんな生活ができるようになったのも、介護ヘルパーさんの力があるからです。
しかし誰でも良いという訳ではありません。
安心・信頼ができる人だからこそ、僕らの代わりに義母を看てもらい、僕達も介護の事は忘れて休めるのです。
今ではそんな安心・信頼のおけるヘルパーさんばかりですが、ここまでには長い年月を要したのです。
やはり人間ですから、いろんなタイプの人がいます。
うちは誰でもいいという事だけは避けてきました。
安心・信頼のおけるヘルパーさんでないと、僕達も安心して休めないですし、息抜きもできないからです。
そんなわけで色々なヘルパーを今まで見てきたわけですが、過去にはとてもヒドイまたは理解できない人がいましたので、振り返りたいと思います。
平気で嘘をつく介護ヘルパー
夜勤で入ってくれていた30代男性。
介護自体は未経験者でしたが、僕達は2つのことだけを守ってくれさえすれば経験は問いません。
- 妻に気に入られること
- 夜勤は寝ないこと
この2つは僕達が絶対に譲れない必要最低条件です。
なぜかと言いますと、理由は以下の通りです。
1.妻に気に入られること
これは当然ですよね。
実の娘で大事な母の介護を代わりにやってもらうわけですから、自分の分身みたいなものです。
理解してくれて思いやりがある人を望んでいるわけです。
細かいことは望みません。
とにかく人柄がよく正直で、義母に優しく接せられる人ということです。
2.夜勤は寝ないこと
利用者によっては寝てもいいところがあるみたいですが、多分そういうお宅は自分で意思表示が出来る方だと思います。
僕の義母は自分から意思表示が出来ません。
気管切開で四肢麻痺の要介護5の状態なのです。
手も足も動かせなければ、声も出せない状態です。
痰が上がったら吸引をしなければ、最悪窒息死してしまいます。
そのための見守りでもあるのです。
そんな理由から、この2つをクリアしないとうちはお断りしております。
一番最初に会った時に、このヘルパーにもしっかりとこれらの事を詳しく説明しました。
すると、その時にとてもビックリする耳を疑うようなことがあったのです。!!
つづく
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