要介護5の義母を在宅介護して早12年。
ここに来るまでにはかなり波乱なことばかりでしたが、最近はやっと介護環境が整い始めました。
夜の寝る時間もしっかり確保できるようになりましたし、自分達の楽しむ時間も少しずつですが、とれるようになりました。
そんな生活ができるようになったのも、介護ヘルパーさんの力があるからです。
しかし誰でも良いという訳ではありません。
安心・信頼ができる人だからこそ、僕らの代わりに義母を診てもらい、僕達も介護の事は忘れて休めるのです。
今ではそんな安心・信頼のおけるヘルパーさんばかりですが、ここまでには長い年月を要したのです。
やはり人間ですから、いろんなタイプの人がいます。
うちは誰でもいいという事だけは避けてきました。
安心・信頼のおけるヘルパーさんでないと、僕達も安心して休めないですし、息抜きもできないからです。
そんなわけで色々なヘルパーを今まで見てきたわけですが、過去にはとてもヒドイまたは理解できない人がいましたので、振り返りたいと思います。
家族のせいにする介護ヘルパー
夜勤で入ってくれていた40代女性。
介護自体は経験者で喀痰吸引などの手技も上手で、知識もあり最初のイメージはとても好印象でした。
でも、このてのタイプは注意が必要なのです。
今までの経験上、中途半端に経験があると自分流を通したり押し付けてきたり。
そういう方は施設で働いた方がふさわしいと思うのですが、在宅介護には向いていないです。
在宅介護はその家庭のルールやこだわりがあるのです。
僕達は施設で散々嫌な目に会い、在宅介護に踏み出した経緯があります。
ですから、このヘルパーが入ってきた時には、最初にしっかりと説明しました。
- 介護経験があっても、うちに入ってきたら我が家のルールがあるので忠実にお願いしたい
- 経験者・未経験者問わず、うちでやってもらうには、うちの介護ケアのやり方を覚えてもらうだけで、経験とかは全く関係ない
これら2点の理由で今まで経験者でも合わない人は、断ってきたし、今うちでお願いしているヘルパーさんは、未経験者や喀痰吸引をやった事がない人がほとんどです。
そんなわけで、うちは性格・人柄重視でヘルパーさんを選んでいます。
性格が素直なら、うちの介護のやり方をすぐに覚えますし、何と言っても義母に優しく接せられる人が第一です。
その気持ちがあれば自ずと周りのやるべき事や・行動が表に出てくるので、僕達もチョットした行動や話し方で、その人のある程度の事は分かってくるのです。
これらの事を、そのヘルパーにはしっかりと伝えました。
元看護助手だったという事もあり、僕らは過去の経験からもより警戒したのです。
実際に入り始めると、素直にうちのルール通りに介護ヘルパーとしてやってくれていました。
また義母にも優しく接していました。
うちには義母の介護マニュアルを作成しているのですが、復習もしっかりとしてきて自分でノートを作り、毎回まとめてきたりと、かなり熱心にやってる姿もみえました。
とても感心し、しっかりとお任せできる人が久々に表れたなぁ〜と思っていました。
あの日が来るまでは・・・
つづく
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