今日も義母は元気に過ごしている。
気管切開をしているので声は出せない。
また四肢麻痺で身体も自分で動かせないが、首から上は動かせるので、表情で色々訴える。
たまに何か話す時さえある。
口をパクパクさせ一生懸命話しかける。
2013年の暮れに気管切開を開けてから、今年で5年。
一回も入院しないで自宅で元気に過ごせています。
これも介護スタッフの方々が、しっかりと看てくれている事が大きいと思います。
ヘルパーさんが入る前は、僕達夫婦2人で看てました。
義母は要介護5ですので常に隣に付き添って、痰が上がれば吸引。
またてんかん持ちですので、てんかん発作が起きた時の事も考えると義母のそばを離れるわけにはいかない状況です。
365日24時間介護の中で、2人の生活もありましたので、義母に対してはケアが完璧にできる所と出来ない所が出てきてしまいます。
それが理由なのか、義母のバイタルをしっかり維持できなく、2人だけで看てきた時は年に2〜3回は救急車騒動や入院事件がありました。
おかげさまで今では夜勤のヘルパーさんも、毎晩入ってくれる環境になりましたので、入院する事なく5年間これました。
それ以来、義母はずっと安定していて僕ら夫婦も毎晩しっかりと睡眠も取れるようになりました。
今では介護との理想の両立生活を送れています。
小さい問題は色々とありますが、安心して信頼できるヘルパーさんが義母につきっきりで看てくれていることは、とても心強いです。
またプライベートも区切れるようにマンションから2階建の戸建てへ引っ越しました。
以前のマンションの間取りだと、ヘルパーさんが入っている時はお互いに気を使うような過ごし方をしていました。
今の2階建だと1階は義母の部屋で介護スペース、2階は僕ら夫婦のプライベート空間としっかりと分けられる事が出来ます。
マンションの時に比べてこの辺のストレスも全くなくなりました。
この引越しを機に僕達もやっと自らの楽しみを少しずつ出来るようになってきました。
介護は大変です。
やった事がある人しか分からない辛さが、精神的にも体力的にもあります。
在宅介護をやり始めた頃は、2人とも完全におかしくなっていたと思います。
しかし、実際にこの壁を乗り越えてここまで築き上げられた環境は、とても夢のようです。
我々在宅介護経験者から言えることは、諦めないでがんばれば在宅介護と自分らの人生が両立できる生活を送れるということです。
同じ介護を頑張っている方に、少しでも参考になれるような情報を発信していければと思います。
必ず明るい未来はきますよ!
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